学校へ着くと、外側の入り口に大きく紙が張り出されていた。 近づいてよく見てみるとどうやらクラス表らしい。 自分が昨年の入学式で倒れてからまるまる一年間眠り続けていたこと、それから自分はまた1年に編入されることであろうと、医者が言っていたことを…
続きを書きながらふと思ったのですが、 保健室に1年間眠り続けるってありえないですよね!! おかしいですね! 普通保健室に一時的に置いといて、その後病院に搬送される、はず?です。 ちゃんと話を作りこんでいないからこうなるのでしょう。 なんてこった…
突然、壮大なヴァイオリンの高音が軽やかにリズムを刻む音が耳に鳴り響き、驚いて飛び起きた。 なんでこの音楽をアラームにしたのか。 昨日の自分に恨み言を言いつつ、時計に目をやる。 短い針は6を、長い針は12を示している。 布団に戻ろうとする怠惰な意思…
結論を言うと何もなかった。 本当に何もなかった。 部屋の左側に小さめの木目柄のデスクがポツリと置いてあり、反対側におおきく幅をとるベッドの存在感をより一層大きくさせる。 その奥には白い本棚が所在なさげに佇んでいる。その中身は言うまでもなく空だ…
かすかに声が聞こえる。 瞼をすり抜け、刺すような鋭い光が眼球を刺激し、意識を浮上させた。 「―――。ーーーーぃ。 おーい?寮についたよー。」 聞き覚えのある声にうやむやだった意識が一気に覚醒する。 目を開けると夕焼けの焼けるような赤と、保健室の先…
僕は自分のやりたいこととは違う仕事をしている。 何のためか。 それは生活のためだ。 お金がなければ、人は生きていくことができないのだ。 だから僕はやりたくもない仕事につき、 やりたくもない かけらも興味のない仕事に毎日自分の時間を費やす。 長時間…
「ようこそ、我がベルベットルームへ」 長い鼻の老人が歓迎する言葉を述べる。 老人の見た目こそ奇妙だが、声は割と優しげな声をしていてギャップを感じる。 僕を眺めると 「これはまた、数奇な運命をお持ちなようだ…フフ。」 意味ありげな言葉と共に笑った…
「これで検査は全部終了になります。お疲れ様でした。」 看護婦さんの声にほぅと息を吐いた。 6日間も拘束されるとは思ってもいなかった。 なんだか体が疲れている感じがする。 「学校にはこちらから連絡いたします。おかけになってお待ちください。」 病院…
暖かな風が頬を撫ぜる。 たすけて-------- 風に乗せられて誰かの声が聞こえた気がする。 その声の主を知りたくて僕は深い眠りから意識を浮上させた。 目を開けると視界に広がるのは白い天井だった。 微かに薬品の匂いが漂っている。 どうやら保健室…
ラビ 性別 男性 身長 150センチ 体重 45キロ 容姿 髪色は紺色 髪が長くポニテにしている 右眼は髪で隠れてる 若干つり目 垂れたウサギの耳のように見える髪飾り が左右対称についてる 性格 ちょっと生意気だが優しさはある 一人称は俺 たまに達観しているよ…
屋敷の設定 ・屋敷に入るには資格者の鍵が必要 →魂が歪なまま生涯を終えた者に与えられる 歪な魂は生涯を終えても輪廻転生の輪に戻ることができない ・新たな住人は黄昏時にやってくる →世界線の境界があいまいになるため、魂の行き来が簡単